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映画「コンテイジョン」のあらすじ(ネタバレなし)と解説(ネタバレあり)


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今回おすすめする映画は、2011年に公開の米パニック映画「コンテイジョン」です。

 

 

 

映画「コンテイジョン」の作品情報 

【公開日】2011年/106分/アメリ

【監督】ティーブン・ソダ―バーグ

【主要キャスト】マリオン・コティヤール(レオノーラ・オランテス医師)、マット・デイモン(ミッチ・エムホフ)、ローレンス・フィッシュバーン(エリス・チーヴァー医師)、ジュード・ロウ(アラン・クラムウィディ)、グウィネス・パルトロー(ベス・エムホフ)、ケイト・ウィンスレット(エリン・ミアーズ医師)、サナ・レイサン(オーブリー・チーヴァー)

 


出典:シネマトゥデイ公式

 

 

映画「コンテイジョン」のあらすじ(ネタバレなし)

 

 香港を発生源とした未知のウイルス「MEV-1」が世界的に大流行し、人類未曽有のパンデミックを引き起こす戦慄のサスペンス映画となっています。アンダーソン社に勤めるベス・エムホフ(グウィネス・パルトロー)は、香港出張中にウイルスに感染し、ニューヨークへ帰国後、自宅で発症します。ベスの容体は急激に悪化し、原因不明の発作によって突然死してしまいます。

 

そのころ、香港を中心に世界中で似たような症状をうったえる患者が急増します。病院では、肺ペストを疑うも遺体解剖の結果、人類がこれまで遭遇したことがない新たなウイルスであることが判明し…。

感染を意味する「コンテイジョン」の真実の意味とは――?

 

ウイルスによる一人目の犠牲者となった、グウィネス・パルトロー演じるベス・エムホフの夫役のミッチ・エムホフにマット・デイモン、そして医師のエリン・ミアーズ役には、ケイト・ウィンスレットと豪華俳優陣が勢揃いの本作!!アカデミー賞受賞者が多数出演していることでも話題となりました。

 

映画「コンテイジョン」の感想(ネタバレあり)

 

 ここからは、既に作品をご覧になった方にネタバレありの解説をご紹介します。   

 

パンデミックでウイルスより怖いもの

 

 映画のキャッチコピーで「恐怖はウイルスより早く感染する」とあるように、新種のウイルスという目に見えない“恐怖”によって平穏な生活が壊されていきます。

 

本作は2011年に公開されたものですが、既に2020年のコロナウイルスの大混乱を予測していたのかと思うくらい状況が酷似していて、みていてゾッとしました。

 

1918年のスペイン風邪や2002年に大流行したSARS以上の混乱になることも作中で既に予想されています。

 

ウイルスに感染することを恐れた一部の人びとによる物資の買い占めなどのいきすぎた行為や、デマ情報の拡散をきっかけに、国民全体が大きく混乱するサマはまさに現在の世界をうつしだしたかのようです。

 

本作ではジュード・ロウ演じるフリージャーナリストのアラン・クラムウィディによって、ウイルスに効く薬があるとのデマがSNS上で拡散され、民衆がそれを信じ込んでドラッグストアを襲撃するというショッキングな出来事がありました。

 

大規模な物資の買い占めによって、必要なものが手に入らなかった人々が空き家や隣家に忍び込んで盗みをはたらくといった場面もありました。

 

またこの一連の被害に巻き込まれて、命を落とす人が出てきてしまいます。

 

ウイルスだけでなく、人の手によって命を落とす危険も潜んでいると考えると本当に恐ろしいですよね…。

 

そして、極限状態に追い込まれたとき、自らも意識的に、あるいは無意識的に加害者になり得ると思うと本当に怖いと感じました。

 

更に被害が拡大していけば、経済は崩壊し、政府や医療も機能しなくなるでしょう。

 

本作では、パンデミックによる人々の悲劇と、恐怖にとり憑かれた人々の狂気が見事に再現されており、終始ハラハラドキドキさせられました。

 

そして、妻と息子をウイルスによって亡くしたミッチ・エムホフ(マット・デイモン)が生き残った娘とともにたくましく生きる姿勢勇気をもらえました。

 

映画をとおして“自分の身は自分で守ろう!”というメッセージを伝えられた気がしました。

 

・映画の感想やラストの真相は?

 

映画のラストでは、ウイルスの感染経路がわかる映像が流れますね。これで分かった方も多いかと思いますが、ウイルスの感染源はコウモリでした。

大まかな流れとしては、

 

コウモリがバナナを食べる→コウモリの糞を家畜(豚)が食べる→その豚をコックが調理する→調理した手を洗わずにお客(ベス)と握手する→ウイルスによる一人目の犠牲者が出る

 

という感じです。

映画なので設定が強引だったりいろいろと突っ込みどころはありますが、この映画で一番注目すべきなのは、混乱の中で人々がとる行動であったり、心理の変化の部分ではないかと思います。

 

パニックに陥ったときの平均的な行動パターンがつかめれば、実際に問題が起きたときにも落ち着いて対処できますよね。パンデミックに関するシミュレーション映画としては、ほかの感染系映画に比べてダントツで完成度が高いと思いました。一度は見るべき映画です!

 

まとめ

 

 というわけで、今回は映画「コンテイジョン」のご紹介でした。

 

人々が目に見えない謎のウイルスによって恐怖に陥る過程が生々しく再現されています。まるで現実で起きているかのようなリアルな演技にも注目です!コロナウイルスが世界的に猛威を振るっているいまこそ、見返すべき映画ナンバーワンです。ぜひご覧ください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!次回もお楽しみに!!

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